Gh5605 / ヘイネス188 / Kc20wn / Unsr30605 / コバルト

基本情報

製品説明

コバルト基超合金は、コバルトを 40 ～ 65% 含むオーステナイト超合金です。 730〜1100の条件下で、一定の高温強度、高温腐食および酸化に対する優れた耐性を備えています。 航空ジェットエンジン、産業用ガスタービン、海軍ガスタービン、ディーゼルエンジンノズルのガイドベーンやノズルガイドベーンの製造に適しています。
材質グレード: GH605 (GH5605)
類似グレード：L605/HS25/WF-11/AIS1670
フランスグレード：KC20WN
USグレード：UNSR30605
1. GH605の概要
GH605 は、20Cr と 15W の固溶体によって強化されたコバルト基超合金です。
815℃以下で適度な耐久性とクリープ強度を持ち、1090℃以下で優れた耐酸化性を持ち、成形や溶接などの加工性能も満足のいくものです。
中強度と優れた耐高温酸化性が要求される航空エンジンの燃焼室やガイドベーンなどのホットエンド高温部品の製造に適しています。
航空宇宙エンジンやスペースシャトルにも使用できます。
薄板、中板、条材、棒材、鍛造品、線材、精密鋳造品など、各種異形品の製造・供給が可能です。
1.1 GH605 材料グレード GH605。
1.2 GH605 類似グレード L605、HS25、WF-11、AlS1670、UNSR30605 (米国)、KC20WN (フランス)。
1.3 GH605材の技術基準
1.4 GH605 の化学組成 表 1-1 を参照してください。
表1-1%
C Cr Ni W Co Mn Fe Si PS
0.05～0.15 19.0～21.0 9.0～11.0 14.0～16.0 バランス 1.0～2.0 3.0 0.40 0.040 0.030
1.5 GH605 熱処理システム
シートおよびストリップ: 1175~1230℃、急冷。
リングピース: 1175~1230℃、温度を15分以上維持、水冷または急速空冷。
バー（加工用）：1175～1230℃、急冷。
1.6 GH605の仕様と供給状況
δ≤14mmの熱延中板、δ≤4mmの冷延板、δ0.05~0.80mmの冷間圧延ストリップ、δ0.20~0.80mmのチルストリップ、d0.2~10.0を供給可能です。 mm 溶接ワイヤ、d≤300mm のロッド、およびさまざまな直径と肉厚のリング。
中板、薄板は固溶、アルカリ酸洗、エッジトリミングを経て供給されます。 ストリップは溶液、アルカリ酸洗、エッジトリミング後にロール状で供給されます。
冷却されたストリップは、溶体化、冷間圧延、焼鈍、研磨、トリミング後に供給されます。 溶接ワイヤは、硬質、半硬質、溶液＋酸洗、光沢溶液処理の状態で納品されますが、ストレート ストリップで納品することもできます。 品;
リングは、荒加工またはスケール除去のための溶体化処理後に供給されます。 機械加工用棒材は焼鈍・酸洗・研磨後に供給され、熱間加工用棒材は焼鈍・研磨後に供給されます。
1.7 GH605 の溶解および鋳造プロセス 合金は電気炉または非真空誘導炉によって溶解され、エレクトロスラグによって再溶解されるか、または真空誘導溶解およびエレクトロスラグ再溶解によって溶解されます。